高速コンデンサバンク(5MJ、2MJ)を用い、電磁エネルギーを利用して磁束濃縮を行います。瞬間的に縮む金属リングによって磁束の密度が高められることを利用し、瞬間的に1000 Tを発生させます。
世界最高の室内磁場を発生させることができます。
発生時間はマイクロ秒のオーダー。
コンデンサバンク(900 kJ, 18 mF, 10 kV)と組み合わせて用いるパルス磁石。
用いるパルスマグネットによって特性が異なります。
最大磁場は70 T程度、パルスの発生時間は数十ミリ秒。
C棟に設置されており、並行して複数の実験サイトで測定を行うことができます。
コンデンサバンク(500 kJ, 2.5 mF, 20 kV)と組み合わせてパルス幅約5 msec秒の磁場を発生させることができます。
最大磁場は85 T、パルス幅は5 ミリ秒。
K棟に設置されています。
プラスチック素材で作られた3Heクライオスタットにより、パルス磁場下でも500mKまでの低温環境を実現します。
量子振動測定などに利用されます。非破壊型マグネットのみ利用可能。